こんにちは、今回は複利の力、複利で投資を行った場合の効果について書いていきます!
20世紀最大の物理学者とも言われるアルバート・アインシュタイン博士が残した言葉、
「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
金利の計算方法には、単利と複利という2種類があります。
単利:投資元本にのみ、利子がつく!
例えば、1万円を投資して年利5%の場合、毎年500円の利子がつきます。
1年目500円、2年目500円・・・投資元本と年利が変わらなければ、利子も変わりません。
複利:投資元本と利子に、利子がつく!
単利と同様、1万円を投資して年利5%の場合、利子を再投資すれば毎年利子が増えます。
1年目500円、2年目525円・・・1年目は単利と投資元本が同じ1万円のため500円の利子ですが、
2年目は、1年目の投資元本1万円+利子500円の1万500円に対して年利5%の525円がつきます。
つまり、投資元本だけではなく、利子が利子を生むということです!
2年目からすでに単利より資産が増えて、5年目で261円(投資元本に対して約2.6%)増えています。
5年でたった261円?と思うかもしれませんが、
上の例は、投資元本が1万円と少なく、期間も5年と短いためです。
単利と複利で投資元本が何倍に増えるか、年利5%の期間40年で計算してみました!
年数をかければ、複利は利子が雪だるま式に増えるため、単利と複利の資産の差は広がります。
ちなみに、複利だと資産が、15年で約2倍、40年で約7倍になります!すごいっ。
100万円の投資元本が、15年で200万円(+100万円)、40年で700万円(+600万円)になります!
複利の力を使って資産運用をするなら、上記の通り、年数が長ければ長いほどよいです。
そのため、最初の投資元本が少なくても、早めにスタートして年数を長くすることで、
複利の効果を高めて資産を増やす方がよいです。
複利の力を活かして資産運用するなら、再投資型の投資信託がおすすめです。
投資信託には「分配型」と「再投資型」の2種類があります。
分配型:運用によって得た運用益の分配金が毎月支払われます。
利益を受け取るため、元本は増えず複利効果は得られない。
再投資型:運用によって得た運用益を受け取ることなく、再度投資へと回される。
利益を上乗せすることができるため、結果として元本が増加していきます。
つみたてNISAは、対象商品が投資信託となっており、20年の長期運用が前提となっているため、
この複利の効果を効率的に活用して資産形成する制度となっている。
複利で元本が2倍になる期間を計算できる「72の法則」というものがあります。
計算式は、72 ÷ 金利 = 元本が2倍になる年数(概算)
金利によって、元本が2倍になる期間は以下のように求められます。
金利1%の場合、72 ÷ 1 = 72 約72年必要
金利2%の場合、72 ÷ 2 = 36 約36年必要
金利4%の場合、72 ÷ 4 = 18 約18年必要
金利が1%違うと、元本が2倍になる年数に開きが出てきて、大きく差が大きくなります。
72の法則は、応用すると、ある期間で2倍にするのに必要な金利を求めることもできます。
例えば、10年で元本を2倍にするための金利は、72 ÷ 10 = 7.2%となります。
ちなみに、単利で元本が2倍になる期間を計算できる「100の法則」というものもあります。
計算式は、100 ÷ 金利 = 元本が2倍になる年数(概算)
単利で金利4%の場合、元本が2倍になる年数は、100 ÷ 4 = 25年となります。
複利だと金利4%で18年なので、7年もの差があることがわかります。
まとめ・感想
金利の計算方法は、単利と複利の2つがある。
複利とは、投資元本と利子に、利子がつく。利子が利子を生む、雪だるま式の計算方法。
複利の効果を得るには、運用で得た利益を出金せず、再投資する。
複利で資産運用する場合、長期間になればなるほど効果が大きくなる。
投資元本が2倍になる年数を計算できる「72の法則」「100の法則」がある。
子どもが生まれた時に、100万円を投資して、子供が定年になるまでの60年間、金利が5%として
運用したら、なんと約1900万円になります。十分な遺産になるかと思います。(笑)
では、またー!!
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